がん細胞は、正常細胞にくらべて、とても多くのブドウ糖を細胞内に取り込んで消費します。この性質を利用して、ブドウ糖が他の臓器より多く集まっている場所をつきとめて「がん」を発見しようというのがPET※検査のしくみです。ブドウ糖に「放射性同位元素」が発信器のような役割をして微量の放射線を発するので、それを検知するPETスキャナー(CTに似た装置)で撮影~画像化し、体内の薬剤分布を調べます。その集まり具合(集積という)で「がん」の位置と大きさ、進行度合いがわかるのです。
※PET(ペット)Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影法)
■正常例(左写真) FDGは正常であっても、脳、咽頭口蓋、心臓、腎臓尿管、膀胱、肝臓、胃腸、筋肉などに種々の程度で集積します。
PET検査の優れているところ
■全身スクリーニング
たった一度の撮影で、全身(目からひざ下まで)の状態を調べます。
■転移や再発の発見
全身検査ですから、離れた部位への転移や再発の発見も可能です。
■良・悪性の鑑別
検査によって得られた画像で組織の良性・悪性を鑑別することができます。
■病期診断
良・悪性の鑑別のみならず、がんの進行の度合いも判定できます。
■負担の少ない検査
痛みは薬剤注入時の注射だけ。あとは横になっているだけです。
PET検査の流れ
このようにして「がん」は見つかります
■ハイパーサーミア療法のご案内
■切らずに治す、がん治療装置です。
ハイパーサーミア(温熱療法)は、一般的にがん細胞が正常な細胞に比べて熱に弱く酸素が苦手という性質を利用して、41.5℃~43℃の熱を全身に加えることで、がん細胞だけを死滅させるという優れた治療法です。
■副作用・後遺症はほとんどありません。
がん治療の多くは副作用が伴いますが、ハイパーサーミア(温熱療法)は、がんの病巣にある領域のみを治療することができるので、正常組織にダメージを与えないため、副作用や後遺症などがほとんどありません。
■温熱効果で自己治癒力の向上。
体を温めることで免疫細胞が活性化され、がんに対する抵抗力の増強が期待されています。また、免疫機能の向上による食欲増進、体力の回復、疼痛の緩和など療養中の生活の質(QOL)の向上が得られます。
■他の治療法と併用可能です。
ハイパーサーミア(温熱療法)は、他の治療法(放射線療法や化学療法)と併用することが可能です。また、併用することにより、その効果を著しく高めるものです。
人の細胞は高温(42.5℃以上)になると死滅していきます。
しかし、正常組織では、がん細胞と同じように温められても、血管が拡張して血液が大量に流れ、血液が車のラジエーターのように熱を運び去るため死滅しません。
ところが、がん組織の中にある血管は温められても拡張することができないため、ラジエーターの壊れた車のようにオーバーヒートしてしまい、がん細胞だけが温められ死んでいくのです。
3D-PET「陽電子断層撮影装置」デジタルX線画像診断システム内臓脂肪測定装置(メタボリックシンドローム診断用)X線透視診断装置(胃透視・注腸・DIC・DIP)イメージ血管撮影装置(DSA)骨塩定量測定装置X線マルチスライスCT(全身・3D・CTアンギオ)MRI「磁気共鳴診断装置」(頭部・脊椎・胸部・腹部・MRA・その他)電子内視鏡(食道・胃・十二指腸・気管支)ファイバースコープ(食道・胃・十二指腸・気管支・大腸・膀胱)直腸鏡超音波診断装置(腹部・心臓・頚部血管)膀胱残尿測定器ホルター心電図・負荷心電図・エルゴメーター・BCチェッカー肺機能検査脳波計高気圧酸素治療装置
設立昭和57年12月11日
- 所在地〒662-0001 兵庫県西宮市甲山町53番地4
- 電話・FAXTEL:0798-73-5111 FAX:0798-74-6235
- 理事長・院長大鶴 昇
- 診療科目内科・外科・整形外科・精神科・眼科・放射線科・ リハビリテーション科・皮膚科・歯科
- 病床数202床(一般病床/48床・療養病床/154床)
- 入院時食事療法適時適温の食事(温冷配膳車完備)
- 薬剤管理指導■ 理学療法■ 言語療法■ 鍼灸療法
- 敷地面積17,404m2(約5,274坪)
- 建物構造鉄筋コンクリート造5階建て 延べ床面積/5,186m2(約1,572坪) 鉄筋コンクリート造平家建て 建築面積/609m2(約184坪)
- 駐車場有り(無料)